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by kyk73
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続・・・・加温

 3月8日に紹介した本の続きを私流に解釈して抜粋、体験や感想も書きました。

 「からだを温めるとなぜ病気が治るか」石原結實・伊藤要子著

  加温の仕方(加温には個体差があるから、以下は目安)

 ①入浴・・・
 週2回、最初は40~41度位で合計10分を目安に(舌下で計る、37度位)
 慣れてきたら42度以上に上げて(体温は舌下38度を目標に)
 
  私の場合は38度で半身浴して、湯の温度を徐々に42度まで上げて
 ゆっくりのんびり温まります。
 お風呂から出たらすばやく体を拭いて、パジャマにサウナスーツを着て
 テーブル炬燵で温まる
 熱を逃がさない様に10~15分保温
 後、汗を流します。
 その後はクーラー、ビールもOKだそうです。

 低体温の人はこれを2週間ほど毎日続けると0、5~1度位上がってくる

  入浴はみぞおちから下を湯の中に10~20分暖める半身浴
 温熱のよる血管拡張作用で血行が良くなり
 内臓や筋肉への酸素・栄養の供給や栄養補給が増し
 肝臓や老廃物の排泄作用も促進される
 ・・・・その結果
 血液が浄化され、疲労が回復される

 42度以上の熱い湯は交感神経(活動の神経)を刺激して
 HSP(ヒート・ストレス・プロテイン)が出る
 
 [*60兆個の細胞から人間の体は出来ていて
 HSPが細胞の中のタンパク質の新生、修復、再生、廃棄処理・・・などを行っている]
 
 41度以下のぬるい湯は副交感神経(リラックスの神経)を刺激

 ②手浴・足浴の加温
 手は手首まで
 足は足首まで
 つかる容器で42~43度位のお湯を入れて
 10~15分加温、お湯を継ぎ足してこれを数回繰り返せば冷症に効果

 手浴は、肘や肩痛みに効果(この部分の滞った血や気の流れを良くする)
 
 足浴は、下半身血流が促進され体が温まる

 ③ミストサウナ(低温サウナ)で
 HSPを増加させるには
 2~3週間継続加温する
 
 高温サウナは
 温熱作用で血管拡張によって血液循環が良くなり
 老廃物が排泄されて浄化
 更に甲状腺の働きが良くなる為、新陳代謝が活発になる
 最初はベトベトの汗~サラサラの汗に変わる
 毒素排泄は免疫力アップに繋がる

 *高温サウナは心臓や循環器に負担が掛かるから高血圧・心臓病の人は
 医者に相談した上で短時間に

 ④温泉での加温・・・・炭酸温泉での研究結果
 温泉で10分加温
 後、30分保温
 温泉入浴2日後にHSPはピーク

 実験には糖尿病患者
 結果・・・血糖値が低下
 加温後は基礎体温が上がって体調が良くなった。

 温泉は
 元気な人は2泊3日
 病気療養は1~2週間(昔の湯治日数とほぼ一致)

 ⑤伊藤要子先生の加温装置
 ベットにも置ける遠赤外線加温装置、大型の「スマーティ」
 局所用「カーボンクロスヒーター」(赤外線布ヒーター)
 加温部分にあわせて布を巻き患部を包んで加温する

 ⑥薬での加温
 「GGA」と言う薬で前もって服用するとHSPが誘導される
 から、ストレスを受けた時ストレス障害を防御してくれる

 GGAは胃薬(テプレノン:エイザイ(株)として服用されている
 *最近、GGAが胃の粘膜でのHSPの誘導増強
 胃の障害を防御が明らかになった。
 薬は、加温できない日、出掛ける日に服用

 ⑦漢方「生薬」の加温
 紅花、黄ごんがHSPを誘導させる報告あり。
 成分
 クルクミンや唐辛子のカプサイシンが体を温める

 漢方薬は体を温めるのが主だが
 「証:しょう」と言って
 自覚症状、他覚症状、診察所見の総合評価で決める
 
  よく使われるのは
 八味地黄丸:はちみじおうがん
 ・・・・血液循環障害・体の余計な水分の両方を取り除き
 高齢者特有の足腰の冷え、しびれ、浮腫み、頻尿に有効

 葛根湯・・・血行促進、発汗作用
 上半身を暖め、風邪の諸症状を緩和

 安中散:あんちゅさん
 胃腸を温め血行を良くして胃痛を治し、自律神経の乱れを整える効果

 ⑦宗教的断食
 病気の原因・・・・冷えと過食
 飢餓でもHSPは増加する
 祖先は常に飢餓にさらされて来た
 一定の飢えに対してはHSPが誘導された

 飽食(食べ過ぎ)生活はストレスに対して体が対処できない
 
 ドイツの名医の言葉
 「世界には発熱と食欲不振と言う名医がいる」

 癌、膠原病、心筋梗塞は発症して発熱すると食欲が無くなる
 ・・・・「発熱と食欲不振」 (結果)=(原因) 「冷えと過食」
 
 「発熱」 
 HSP増加・・・白血球が病原菌を食べる力や殺菌力を強化して
 リンパ球やNK(ナチュラルキラー)細胞の力を上げて免疫力強化

 「食欲不振」
 胃腸を休ませ
 消化に使われる「胃腸の力=生命力」を病気の治癒に回す

 *私の自論
 本の最後に
 朝の起床時に目脂、鼻汁、濃い尿が出るのは排泄機能が旺盛になっている証拠
 だから、朝はにんじんジュースかショウガ紅茶だけでいい
 つまり、食べたくない時は無理して食べず、朝食断食の効能
 
 ・・・・・それは変(駄目では?)
 目脂が出る、鼻汁が出るは、何らかの病気発症の印
 濃い尿は水分の不足
 
 ショウガ紅茶は体を温めるからいいとしても
 にんじんジュースは、栄養より繊維質のみ
 人参の栄養素は油分で分解されて、始めて我々の体に吸収され役立ちます。

 *片岡鶴太郎さんは
 朝、昼をしっかり栄養ある物を自炊して食べ、夕食をぬく1日2食生活
 寝る時は胃は空っぽ
 朝は腹が空いて目覚める
 だから朝食がとても旨いと

 ・・・・この方が健全でしょう・・・・

 と言っても1日2食がいいという意味では無く
 (2食で十分な栄養を摂るのは難しい、1日30品目以上摂取が理想)

 寝る頃に胃袋に食べ物が入っていると余分な脂肪が付く
 から
 早めに夕食を済ませて胃袋をを空にして寝るのがいい
 
 *・・・物事はいい事が書いてある本や記事だから、終始いいとは限らない
 
 胃を休める事が大切と言うなら
 ボクシングで体を鍛えている片岡鶴太郎説を推薦します。

 私は大学で色々な事を多種専攻して学んだ結果
 一番大切な事は
 辞書や新聞・本、特にテレビ放映は、間違いも沢山
 
 何が本物かを見分ける為に学ぶのだと

 こうして見ると
 素晴らしい教授に恵まれ、素晴らしい学問の機会を得た事を
 感謝、感謝です。
 皆さん、我が為に色々な事に興味を抱いて、おおいに楽しく学びましょう。

 人の話を聞いて 「勉強になりました」 と、軽く言いますが
 学問は究めるものです。
 
by kyk73 | 2006-03-15 21:39